自分で食べるを選択する
皆様ご承知の通り、人は、食べたもので作られています。
日々の食事・口に入れるものが、私たちを作っています。
現代は、スーパーやコンビニに行けば、様々な食べ物が買える、とても便利な世の中になりました。24時間営業も珍しくありません。外食する店もたくさんあります。
私たちはその中で、日々、何を食べるのかを選択しています。
しかし、その選択しているものが、本当に自分が食べたいものなのか、考えたことはありますか。
え?食べたいから買ってるんだよ、食べたいから作っているんだよ、食べたいから注文してるんだよ、食べたいからわざわざ店に足を運んでるんだよ、そう思われるかもしれません。
食の選択を変える
私は、ある時、自分の食事を見直してから、大きな変化が起こりました。
長年悩んでいた花粉症が改善されました。便秘が改善されました。体調が、とても良くなった実感があります。
そして、世界の食に対しての認識も変わりました。
今、私が、スーパーやコンビニに行って、野菜や果物や、魚や肉や、インスタント食品や、冷凍食品や、お惣菜を見て回っても、そこに食べたいと思えるものが並んでいません。
自然農法で作られてないから、天然でないから、というこだわりを捨ててみても、そこに並んでいる食材に、魅力を感じません。
私たちは、スーパーやコンビニで自分の意志で食べ物を選んでいる訳ではないんです。与えられた選択肢の中で、選ばされているんです。
日々の生活のために、選択肢のない中で、無理に食材を選んでいませんか。
現代の食は人任せ
私たちの食というのは、自給していない限り、人任せです。
スーパーやコンビニに行けば食べ物は買うことができます。しかし、そこに並んでいる食材は、自分たちが良しと思って仕入れている訳ではありませんね。誰かが利益を追求して仕入れた食材を、買わされています。
それに、もしもお店に食材が並ばなくなったら、私たちは、途端に食べることが出来なくなってしまいます。
食を社会に依存した結果、私たちの食の選択肢というのは、実はとても限られています。
誰かに与えられた食の選択肢がなくなってしまったら、私たちは食べることができなくなる、それは全く自由ではありません。
本当に豊かな食事とは
自分が食べたいものを選択して食べる。
それって、当たり前のようでいて、とても豊かなことだと私は思います。
私にとって豊かな食事とは、自然農法の野菜であり、非加熱で無濾過の酵母が生きたビールです。
自然農法で作られた野菜は、ものすごく美味しい。味が濃くて、香りが豊かで。野菜本来の味を、知ることができます。
舌先の味覚を追求した食ではなく、栄養素のことだけを考えた科学的な食でもなく、自分にとって最良の食を選択するために。
限られた選択肢の中から選ばされるのではなく、本当に自分が求めているものを選ぶために。
自分の食の選択を変えるためには、自らが動き出さなくてはなりません。
私の基本の食事
自分の中に、食事の基本が出来たとき、私たちは、本当に自分が求めている食事を選ぶことができるようになる、そんな風に感じています。
私の場合、食事の基本は、玄米と味噌汁と漬物でした。
とても原始的に思えますよね、でも、私にとってこの食事は、最良の食事なんです。
玄米と味噌汁と漬物を毎日とるようになってから、花粉症が治って、便秘が改善されて、二日酔いもなくなりました。
食事が、私の身体を変えた結果だと思っています。
素材の味わいを感じる基本の食事を繰り返していくと、舌先の味覚を追求した味や、栄養素を求めた食材に、満足できなくなります。
食事というのは、食材のエネルギーをいただく行為なんです。
いくら舌先の味を美味しくしたところで、いくら栄養素を高めたところで、その根本の食材にエネルギーが少なければ、いくら食べても満足できません。
本当にエネルギーに溢れた食材を食べれば、自ずと少量で満足できるようになります。
素朴だからこそ、基本だからこそ、全く飽きずに続けられる、満足することができる。
心も体も喜ぶ食事を、私は見つけたのです。
もちろん、玄米や発酵食品だけが良い、と言っているわけではありません。
ただ、おそらく縄文の昔から、私たち日本人が食べ続けてきたのは、お米であり、野で採れる穀物や野菜であり、発酵食品なのです。
不思議なもので、食を通して、日本人のルーツを再確認できた気がしました。
食を自給しよう!
さて、人は、食べたものからでしか作られない。
あなたの食事は、満足のできるものになっていますか。
本当に食べたいものを、選択出来ていますか。
ちょっと、自然農法や玄米菜食に関心でてきませんか?
関心あります?ありがとうございます!!
自給し隊は、自分で食べるものを選択したいと考えている、全ての人を応援しています。
もしも自分が食べたいものがお店に売られてなかったら、外食で食べることができなかったら、あなたはどうしますか。
食べたくないものを、選択し続けますか。
それとも、別の方法をとりますか。
もしも明日、スーパーやコンビニから食材が消えたら。
お金で食材が買えなくなった時、どうやって食材を得ればいいのでしょう。
そうなんです、自分で食材を作れば、全部解決なんです!
自分が食べたいものを、自分が求めているものを、自分たちで作ろうではありませんか!
無ければ作る、それこそが、もっとも単純で、もっとも分かりやすい。
自然農法、やりませんか。
本来の、自然の在り方を、体験してみませんか。
できた野菜、食べてみませんか。
自分の食事を、自分で選んでみませんか。
補足 玄米食について
玄米を食べている、と聞くと、どう感じますか。
玄米って、炊くの面倒だし、美味しくないよね、そんな声も聞こえてきそうです。
いやいや、玄米って、炊くの簡単だし、めちゃくちゃ美味しいですよ!
玄米は、味よし、香りよし、栄養良し、排便よし、手間かからず。こんなに優れた食事は他にないのではないかな、と思うほどです。
玄米の炊き方
玄米は美味しくない、と思っている皆様。それは、玄米を美味しく食べるための方法を知らないだけです。
何時間も浸水させたり、発酵玄米にしたり、びっくり炊きで炊いてみたり、色んな玄米の食べ方があるかと思います。
それらも素晴らしい玄米の食べ方だと思いますが、私がもっとも美味しいと思える炊き方を、紹介させてください。
玄米は、軽く水で洗っておきます。
鍋に、玄米と玄米の4倍の水(玄米が1合なら4合)を入れます。
中火~強火で火にかけます。(浸水時間不要です)
煮たっても、そのまま煮続けます。
だいたい30~35分くらい経つと、水分が蒸発して、玄米と水がパツパツになります。そうしたら蓋をします。
拭きこぼれたら弱火にして2分、その後火を止めて10分蒸らします。
できあがり。
この方法で炊くと、味よく、香り高く、程よい食感の絶品玄米が炊き上がります。
浸水も必要ないので、炊きやすいかと思います。
玄米に必要なのは、浸水させておく時間ではなく、火を通す時間です。
食べてみてください。おかずなんて、いりません。玄米の甘さにびっくりすると思いますよ。
私は、この方法で玄米をとるようになってから、快便快便快便!
便が出る、ということほど、腸内にとって良いことはありません。
これは、栄養学ではないんです。食物繊維が多いから、とか、そんなことではありません。玄米というのは、私たち日本人に合っています。
それを、ぜひ肌で、腸で感じてください、。
美味しくて、健康になる、これが玄米食なのです。素晴らしい!